朝起きると首の筋が痛くて、思うように頭を動かせない。
これは首の筋肉が急激に緊張してしまった状態のことを言います。
首の筋肉の疲労からおきることが多く、筋肉が疲労して伸縮性が乏しくなったときに、急に首を動かすと筋肉や筋膜に炎症がおきてしまうのです。
ちょうど症状がぎっくり腰に似ているので、「ぎっくり首」とも呼ばれます。
ぎっくり腰と違って、寝ちがえでやっかいなのは、
寝ているときに起きるので、防ぎようがありません。
また首の筋肉とその動きは非常に複雑で、たんに寝ちがえということで簡単に考えると、かえってひどくなることもあります。
寝違えがなかなか良くならない・・・
寝違えがなかなか良くならないのはなぜか?
寝ちがえを肩こりなどと同じように考えて、もんだり、
ストレッチしたりする人がいますが、これは逆効果です。
硬くなった筋肉は急に引き伸ばされると、反射的に収縮し、
さらに緊張が強くなり、痛みが増大してしまいます。
しかし、放置をしたからと言って良くなるわけではありません。
筋肉は一度痛めると、その痛みから身体を守ろうと
さらに緊張を引き起こします。
つまり、放っておくとさらに血行が悪くなり、他の筋肉まで緊張して
痛みを増幅させてしまう原因になります。
また、この痛みから交感神経が興奮し血管が細くなることで、
さらに血行が悪くなり痛みが取れにくくなってしまいます。
早期に施術を行い、痛みの悪循環から抜け出さなければならないのです。