本来、私たちの鼻の中では、毎日およそ 2〜6リットル の鼻水が作られています。鼻水には、空気を潤して呼吸をしやすくすることや、ウイルスや細菌などの異物を洗い流すという、とても大切な役割があります。
通常であれば、そのほとんどは無意識のうちに喉を通り、食道へと流れていくため、自覚することはありません。
しかし 後鼻漏(こうびろう) の場合は違います。
鼻水がネバネバと粘り気を持ち、大量に喉へ流れ落ちることで、不快感が続いたり、咳やのどの違和感など、さまざまな症状を引き起こしてしまうのです。
後鼻漏が引き起こす症状
後鼻漏では、ただ鼻水が喉に流れるだけでなく、次のように日常生活に大きな影響を及ぼすことがあります。
喉への刺激: 頻繁な咳払いや痰が絡む感じ、喉のイガイガ、声がれの原因になります。
口腔内への影響: 口の中に鼻水が流れ込むと、ネバつきや口臭の原因になりやすくなります。
睡眠への影響: 就寝中に喉に垂れ込むことで、しつこい咳やいびきが出たり、睡眠の質が低下します。ひどい場合は「喉が詰まって息苦しい」「溺れるような感覚がする」と訴える方もいます。
その他の不調: 症状が悪化すると、睡眠障害や逆流性食道炎に似た胃の不調が現れることもあります。
咳止め薬やうがい薬で一時的に楽になることはあっても、これは「喉に流れてきた鼻水の対処をしている」だけに過ぎません。根本的には、鼻の粘膜の炎症を抑えて鼻水の性質を変えることが必要です。
後鼻漏の原因
一般的に、後鼻漏は次のような病気や状態が関係していると考えられています。
副鼻腔炎(蓄膿症): 鼻の奥に膿がたまり、粘り気のある鼻水が喉へ流れ込みます。
アレルギー性鼻炎: 花粉やハウスダストなどによるアレルギー反応で鼻水が過剰に分泌されます。
血管運動性鼻炎: アレルギーではありませんが、寒暖差やストレスで鼻の粘膜が過敏に反応して起こります。
感染症の後遺症: 風邪やインフルエンザの後、炎症だけが長引いて症状が続くことがあります。
加齢による変化: 年齢とともに鼻の機能が低下し、鼻水がうまく排出されなくなります。
ただし、これらの病気がないにもかかわらず、後鼻漏に悩まされる方も少なくありません。
一般的に行われる治療法
後鼻漏に対しては、以下のような治療が行われます。
抗生物質などの処方薬
鼻の吸引や鼻うがい
Bスポット治療(上咽頭の炎症部分への治療)
漢方薬
粘膜への注射
レーザー治療(変性した粘膜を取り除く)
初期の後鼻漏であれば、これらの治療で改善が見られることもあります。
しかし、慢性化した後鼻漏の場合は、これらの方法だけでは十分に改善せず、長年つらい症状に悩まされている方が多いのが現状です。
当院が重視する3つのアプローチ
① 自律神経の調整
自律神経が乱れると、
鼻の粘膜の血流が悪化する
鼻水が過剰に分泌される
粘膜が腫れて鼻づまりが起こる
免疫機能が低下し炎症が長引く
といった悪循環に陥ります。
施術で自律神経を整えることで、鼻や喉の粘膜が本来の働きを取り戻し、症状改善へとつながります。
② 内臓調整
内臓の疲労や免疫力低下は、
呼吸が浅くなり鼻・喉に負担がかかる
感染症にかかりやすくなる
全身の血行不良で粘膜の回復が遅れる
といった状態を招きます。
内臓機能を整えることで、体の内側から炎症が改善しやすい環境を作ります。
③ 原理原則に基づいた食事法
食生活の乱れは、粘膜の炎症や免疫力低下の大きな原因です。
炎症を助長する食品を控える
粘膜の修復を助ける栄養素を摂る
といった「体に合った食事法」を取り入れることで、症状を抑えるだけでなく、再発しにくい体を作ることができます。
最後に、当院では原理原則に基づいた食事法の指導も行っています。
後鼻漏の方をみていると、多くの場合「腸に炎症」があることが分かりました。腸内で発生したガスが胃や食道を逆流し、それが鼻の粘膜を刺激する――この根本原因を見逃してしまったために、これまで改善が得られなかったケースが多いのです。
いくら良い施術を受けても、日々の食事が体内の炎症を助長していれば、根本的な回復は望めません。体に負担をかけない食事法を取り入れ、体質そのものから炎症を抑えることが、後鼻漏を改善へと導くカギとなります。
当院は、一般的な「薬で症状を抑えるだけ」の治療とは異なり、体全体のバランスを整え、鼻や喉の粘膜が本来の正常な状態を取り戻すことを目的としています。
その結果、後鼻漏による不快感を軽減するだけでなく、再発しにくい体づくりを目指すことができます。
「もう治らない」と諦める前に、ぜひ一度当院の施術を体感してみてください。
検査
まず姿勢を見ていきます。
立っている姿勢から座っている姿勢も確認します。
普段の生活での痛みの原因を特定していきます。
骨盤矯正
姿勢の土台となる骨盤を矯正します。
これが取れなければ、いくら筋肉をほぐしても痛みが戻ってきてしまいます。
施術(手技)
手技で筋肉をほぐしていきます。
腰だけでなく殿部(お尻)の筋肉などの筋肉もほぐしていきます。
関係ないようなところでも姿勢に関わってくるので
しっかりアプローチしていきます。
ストレッチ
ストレッチで筋肉を伸ばし関節の可動域を広げます。
トレーニング
骨盤の歪み、姿勢の崩れは筋力の低下に伴うことが多いです。
矯正、施術で整えた姿勢をキープするためにもトレーニングは重要になります。