シンスプリントとは?
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは?
シンスプリントは、走る動作が多いスポーツ選手に頻発する症状で、脛骨に繰り返し強い負荷がかかることで骨膜に炎症が起き、痛みが生じます。
痛みは主にすねの内側の下1/3あたりに出やすいですが、上部1/3に現れることもあります。
陸上競技、サッカー、バスケットボールなど、ダッシュやジャンプを伴うスポーツで発症しやすく、特に運動を始めたばかりの子どもや、中学・高校に進学したばかりで急に運動量が増えた選手に多く見られます。
放置したまま運動を続けると、疲労骨折に進行してしまうリスクがあり、そうなると長期的な休養が必要になります。だからこそ、早期の対応が欠かせません。
このような症状はありませんか?
すねの内側に鈍い痛みがある
運動を始めると痛む
安静時でも違和感を感じる
すね周囲に軽い腫れや熱感がある
押さえると強い痛みが走る
こうした症状がある場合、練習を無理に続けることは危険です。
一般的な病院での治療
シンスプリントと診断されると、病院では以下のような治療が行われることが多いです。
安静指導:痛みを引き起こす運動を控える
アイシング:炎症や痛みを抑えるために患部を冷却
ストレッチ・リハビリ:ふくらはぎや足首の柔軟性を高める
インソールの使用:足への負担を軽減する補助具を装着
薬物療法:消炎鎮痛剤を用いて症状を和らげる
これらで一時的に症状が軽くなることもありますが、「安静にして改善したと思ったら再発した」「インソールを使ったが根本的な解決にはならなかった」という声も多く、当院を訪れる患者さんの多くが同じ経験をされています。
当院の考え方
確かにシンスプリントでは強い炎症が起きるため、安静にすることで一時的に痛みが和らぎます。
しかし、安静は「治療」ではありません。運動を再開すれば、痛みが再発する…その繰り返しに悩んでいませんか?
当院でも炎症を抑える施術は行いますが、それだけでは不十分だと考えています。
なぜなら、炎症が起きることで患部周辺の組織にも変化が生じるからです。
特に、長期間シンスプリントが改善せずに悩んでいるケースでは、軟部組織が癒着したり、厚くなったり(肥厚)していることが多いです。
この問題を見逃されたり、改善できなかったりすることが、「治りにくい」「再発を繰り返す」大きな原因だと私たちは考えています。
シンスプリント施術で大切にしている3つのポイント
シンスプリントの改善に取り組む際、当院では大きく3つの要素にアプローチしています。
① 下肢のバランス調整
下肢のバランスは、足関節・膝関節・股関節という3つの関節によって成り立っています。
これらの関節は連動しながら働き、足にかかる衝撃をやわらげる「クッション」のような役割を担っています。
しかし、いずれかの関節の可動域が低下すると連動性が失われ、衝撃をうまく吸収できなくなります。
その結果、負担が患部に集中し、炎症や痛みを引き起こしてしまうのです。
シンスプリントとは?
シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)は、特に走ることが多いスポーツでよく見られる症状です。脛骨に過度の負荷が繰り返しかかることによって、骨膜に炎症が起こり、痛みが現れます。
この痛みは、通常、すねの内側下1/3部分に多く見られますが、上部1/3に発生することもあります。
陸上競技やサッカー、バスケットボールなど、激しく走ることを伴うスポーツでよく発症します。
特に運動を始めたばかりの子どもや、中学1年生、高校1年生など、急激に運動量が増える時期に発症しやすい傾向があります。
シンスプリントを放置して運動を続けると、最悪の場合、疲労骨折を引き起こすことがあります。骨折が発生すると、長期にわたる休養が必要となるため、早期の治療が不可欠です。
このような症状はありませんか?
すねの内側に鈍い痛み
運動開始時の痛み
安静時の違和感
すね周辺の軽い腫れや熱感
すねを押した時の強い痛み
このような症状がある場合、無理をして練習を続けることは危険な場合があります。
この記事ではシンスプリントの原因などについて説明しながら、なぜ改善が期待できるのか?その理由をお伝えします。
病院で行われる一般的な治療
病院でシンスプリントと診断された場合、一般的に以下の治療が行われますことが多いでしょう。
安静: 痛みを引き起こしている運動を一時的に控えることが推奨されます。
アイシング: 痛みや炎症を抑えるために患部を冷やす処置が行われます。
ストレッチやリハビリ: 筋肉の柔軟性を高めるために、ふくらはぎや足首のストレッチが取り入れられます。
サポート具の使用: 足底板(インソール)を使い、足裏にかかる負担を軽減します。
薬物療法: 痛みが強い場合、消炎鎮痛剤が処方されることもあります。
これらの治療を受けることで、一時的に症状が緩和するケースもありますが、実際には「完全に治った」とは言い切れない状態が続く方も少なくありません。「病院で指示された通りに安静にしたけれど、また運動を始めたら痛みが戻ってきた」「インソールを使ったけれど、根本的な解決にはならなかった」と言われて当院に来られる患者さんも多いです。
当院の考え方
たしかにシンスプリントでは強い炎症が発生します。
そのため、病院ではまず『安静』という指導を受けたと思いますが、真剣にスポーツをしている子にとって練習を休むことはとても辛いことだと思います。
そして何より安静は治療ではないといことをお伝えしておかないといけません。
安静にすることで多少、炎症が落ち着き痛みも緩和されます。
しかし「運動を再開するとすぐに痛くなる。」こんなことを何度も繰り返していないですか?
たしかにシンスプリントにおいて患部の炎症を取ることは重要です。もちろん当院でも炎症を抑えるような施術も行います。
しかし、
実際にはシンスプリントによって炎症が起こることで周辺組織の状態も変化します。
特に長期間シンスプリントが治らず、悩んでいる子であれば患部周辺の軟部組織は癒着・肥厚を起こします。
この問題を見つけてもらえない、または正常に戻すことができない。
これらが原因で「なかなか改善しない」「何度も再発を繰り返す」と我々は考えています。
シンスプリントを施術するにあたって、大きく3つの要素に対してアプローチをしていきます。
下肢のバランス調整
下肢のバランスとは足関節・膝関節・股関節の3つの関節で構成されています。
これらは足にかかる負担を和らげるクッションのような役割をしています。
この3つの関節の可動域が低下することで関節同士の連動性が失われ、衝撃吸収が効率的に行われず、結果として患部に相当な負担がかかり炎症を起こします。
骨膜の炎症について
シンスプリントの痛みは、脛骨(すねの骨)の内側にある骨膜に周辺の軟部組織から過剰に負担が加わることで発生します。
主に発生する箇所は脛骨の下1/3部分または上1/3部分に起こります。
この骨膜の炎症に対して当院独自の技術を用いて炎症を抑えていきます。
組織の癒着・肥厚について
シンスプリントが長期間続くと、炎症の影響で周囲の軟部組織(筋肉・靭帯・脂肪など骨以外の組織)が 癒着や肥厚 を起こしてしまいます。
一度こうした状態になると、一般的なマッサージやストレッチだけでは元の正常な組織に戻すことは難しいのです。
当院では、シンスプリントに特化した施術を行うことで、3〜5回の施術で改善が期待でき、状態が重いケースでも10回以内にはスポーツ復帰を実現できるよう導いています。
これまで改善しなかった方へ
「何ヶ月も治らなかった」
「いろいろな治療を受けたけれど良くならなかった」
そんな方にとっては信じられない話かもしれません。
しかし、実際には問題が起こっている部位に対して適切な施術を1つずつ重ねることで改善は可能です。
シンスプリントで悩んでいるあなたへ
スポーツに励んでいる子どもであれば、「シンスプリント」という言葉を一度は耳にしたことがあるはずです。
一般的な対応は「まずは安静に」というものですが、安静にしているだけでは先ほど挙げた3つの問題は解消されません。
むしろ炎症が長引くほどに癒着や肥厚が進行し、ますます治りにくくなる恐れがあります。
しかしご安心ください。
正しいアプローチを行えばシンスプリントは改善できます。
もちろん、疲労骨折に進行するリスクも防ぐことが可能です。
検査
まず姿勢を見ていきます。
立っている姿勢から座っている姿勢も確認します。
普段の生活での痛みの原因を特定していきます。
骨盤矯正
姿勢の土台となる骨盤を矯正します。
お悩みの方のほとんどが骨盤に歪みがあります。
これが取れなければ、いくら筋肉をほぐしても痛みが戻ってきてしまいます。
施術(手技)
手技で筋肉をほぐしていきます。
腰だけでなく殿部(お尻)の筋肉などの筋肉もほぐしていきます。
関係ないようなところでも姿勢に関わってくるので
しっかりアプローチしていきます。
ストレッチ
ストレッチで筋肉を伸ばし関節の可動域を広げます。
トレーニング
骨盤の歪み、姿勢の崩れは筋力の低下に伴うことが多いです。
矯正、施術で整えた姿勢をキープするためにもトレーニングは重要になります。

立川泰三

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