ドケルバン病、手首の腱鞘炎

ドケルバン病

【ドケルバン病、手首の腱鞘炎】

スマホを操作していると手首から親指が痛む。

始めは違和感程度だったが、今ではズキッと鋭く痛むことがある。

キーボード操作に支障をきたすほどの痛みで、仕事が進まない。

手首の辺りが腫れてきた。

親指や手首を動かすとギシギシと軋み、激痛が走る。

当院で何年も試行錯誤してドゲルバン病の治療方法がある程度確立しました。

・よほど症状が重度

・通院計画通り来られない

・ご自身のケアをされない

上記のことがない限り、改善することができるようになりました。

ドケルバン病とは

親指を広げたり伸ばしたりする筋肉の腱が

手首の親指側で腱鞘というトンネルを通っています。

親指や手首を動かすと腱が腱鞘の中を移動します。

動作の度に腱と腱鞘がこすれ、繰り返し摩擦を起こすことで

炎症を引き起こし、痛みが出てくるのです。

妊娠出産期、更年期の女性に多く、手や指をよく使う方にもみられます。

 

①短母指伸筋腱ー母指を伸ばす

②長母指外転筋腱ー母指を広げる

③腱鞘ー①②が通るトンネル

 

原因

当院でドケルバン病、手首の腱鞘炎の治療は、

患部である手首の治療もしますが

その前になぜ手首が痛くなっているかの検査をしていきます。

 

主に出産後のお母さんがなりやすく、

出産後、長時間の抱っこによって痛みが出てきます。

私も小さい子供がいますので気持ちがわかるのですが、

抱っこをしている体制は腰を前に突き出した状態で、

手首を捻った状態で抱っこしていると思います。

この「お腹を前に突き出した」状態が手首に負担をかけています。

妊娠時からこの腰を前に突き出した状態が続くと、

腰の筋肉が極めて少なくなっていきます

腰が前に反ることで、腕の力だけで抱っこしていることになるため

手首の負担が大きくなり「使いすぎ状態」になり痛めてしまうのです。

 

治療については、原因である反り腰を治療すると症状が改善されます。

手首だけの治療では

その時はマシになるだけで

すぐにまた症状がぶり返します。

 

当院ではそれは根本治療と言えないので、

原因を含めて治療していきます。

整形外科では患部に痛み止めの治療をすることがあるのですが、

その場の痛みを止めるだけの対象療法ですので、

痛みを止めるには有効ですが、根本的治療ではありません。

 

まとめ

ドケルバン病は手首だけを施術しても良くなりません。

肘、肩、股関節・・・

すべての動きが手首の負担につながっています。

手首に負担がかかりやすい姿勢を矯正しない限り、

なかなか痛みは取れません。

つかもと整骨院では姿勢の矯正・維持に特化したメニューがございます。

とりあえず今の痛みをどうにかしたいという方だけでなく、

その場限りではない、原因から取り除きたいという方も、

一度お気軽にお問い合わせください。

些細なご質問でもお答えさせていただきます。

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立川泰三

体を動かす事が大好きです!
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