変形性膝関節症とは?
変形性膝関節症の主な症状とは?
変形性膝関節症は、図のように関節部に負荷がかかり、長期間炎症が続くことで軟骨が減り、太ももの骨と脛の骨の隙間がなくなり、その部分が変形する状態を指します。
変形性膝関節症の主な症状
代表的な症状には、歩行時の痛み、膝が曲げにくい、腫れが出る、水がたまるなどがあります。
「たいあん鍼灸接骨院」で改善がみられる理由
当院では、**「症状が出る=必ず原因がある」**という考えのもと施術を行っています。
変形性膝関節症にも必ず原因が存在し、その結果として痛みや腫れといった症状が表れます。原因がある以上、改善の可能性があるのは当然です。
しかし、多くの場合はその「原因」を正確に突き止められないために「治らない」という結果になっているのです。
変形性膝関節症を引き起こす本当の原因とは?
「どこへ行っても良くならなかった」と訴える方が多いのは、病院や治療院が**「膝そのものだけに注目しているから」**です。
病院では、膝関節の変形や水腫に対して「水を抜く」「ヒアルロン酸を注入する」といった処置が行われます。整体や鍼灸院では、膝周囲のマッサージや鍼・灸を施すことが一般的です。
もちろん膝の患部を見ることも大切ですが、それだけでは不十分です。膝の上下にある関節、つまり股関節や足関節との関係性を理解し、調整していくことで改善の可能性は大きく広がります。
変形性膝関節症の適切な改善のために
例えば、発育不全などで股関節に負担がかかりやすい方は、加齢とともに膝の変形を発症しやすくなります。発症から数年は自覚症状がないことも多いのですが、股関節の左右差や角度の不均衡が徐々に膝へ負担を与え、炎症を引き起こすことがあります。これが放置されると、変形性膝関節症の原因となるのです。
また、股関節が正常であっても、骨盤との位置関係にゆがみがあれば長期的に膝へ負荷が集中し、結果として膝関節の変形につながります。
さらに、膝の下にある足関節が原因となる場合もあります。偏平足や過去の捻挫などで足首の関節がズレると、地面と接する土台が不安定になり、その影響で膝に過度の負担がかかるのです。足首が要因となって膝に症状が出るケースも珍しくありません。
まとめ
変形性膝関節症は、膝の患部だけを診ていては根本的な改善にはつながりません。股関節・骨盤・足関節とのつながりを含めて全体を見直すことが、症状改善への近道です。
変形性膝関節症を改善できる理由
ここまで読んで「でも、変形してしまった骨自体は元に戻せないのでは?」と思われた方もいるかもしれません。
まさにその通りで、私たちが直接“変形した骨の形”を治すことはできません。
しかし、変形を最小限に抑えることは可能です。
その鍵となるのが「炎症を止める」ことです。
変形性膝関節症の大きな特徴は、痛みや腫れなどの症状が「炎症」によって引き起こされている点です。炎症が続けば変形は加速しますが、逆に炎症が鎮まれば、進行は遅くなることが分かっています。
当院では、股関節や膝関節を負担の少ない角度に整え、炎症を鎮めることで痛みを軽減し、変形の進行を食い止めることができるのです。これは一時的な対症療法ではなく、根本的に炎症を抑えるアプローチです。
変形性膝関節症は「時間との戦い」
原因や施術の流れを理解していただけたと思いますが、もうひとつ大切なポイントがあります。
それは、膝の変形は進行が非常に速いということです。
膝の軟骨は人体の関節の中でも炎症の影響を強く受けやすく、炎症が長引くほど変形が急速に進みます。
もし水がたまるほど強い炎症がある状態を放置すれば、わずか数週間で大きく変形が進んでしまうこともあるのです。
だからこそ、膝の炎症を早期に取り除き、変形の進行を食い止めることが最も重要になります。
検査
まず姿勢を見ていきます。
立っている姿勢から座っている姿勢も確認します。
普段の生活での痛みの原因を特定していきます。
骨盤矯正
姿勢の土台となる骨盤を矯正します。
変形性膝関節症でお悩みの方のほとんどが骨盤に歪みがあります。
これが取れなければ、いくら筋肉をほぐしても痛みが戻ってきてしまいます。
施術(手技)
手技で筋肉をほぐしていきます。
腰だけでなく殿部(お尻)の筋肉などの筋肉もほぐしていきます。
関係ないようなところでも姿勢に関わってくるので
しっかりアプローチしていきます。
ストレッチ
ストレッチで筋肉を伸ばし関節の可動域を広げます。
トレーニング
骨盤の歪み、姿勢の崩れは筋力の低下に伴うことが多いです。
矯正、施術で整えた姿勢をキープするためにもトレーニングは重要になります。

立川泰三

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