アキレス腱炎について
アキレス腱炎は、「かかと」と「ふくらはぎ」をつなぐアキレス腱に炎症が起こることで生じる痛みや腫れのことです。特に朝起きた直後や長時間座った後に歩き始めると痛みが強くなるのが特徴です。
初めは違和感程度の軽い痛みから始まりますが、放置すると歩くのもつらくなるほど悪化することがあります。アキレス腱が硬く感じたり、腫れや熱感が出ることもあり、進行するとつま先立ちができなくなり、ふくらはぎの筋力低下も起こります。スポーツをしている学生さんにとっては、特に治りにくい疾患として知られています。
こんな症状はありませんか?
朝起きた直後や長時間の休息後、アキレス腱が痛む
アキレス腱が腫れて熱を帯びている
アキレス腱が硬く、動きがぎこちない
走ったりジャンプすると痛みが強くなる
つま先立ちがしにくく、ふくらはぎの筋力低下を感じる
これらの症状は日常生活やスポーツ活動に大きな影響を与えることがあります。
「どこに行っても改善しなかった」「何度も再発してしまった」という方も少なくありません。
当院では、なぜこれまで治らなかったのか、そしてどうすれば回復できるのかを丁寧に説明し、症状に合わせた施術を行っています。このページを読み終わるころには、あなたのアキレス腱炎が改善可能である理由がきっとわかるはずです。
一般的な治療について
アキレス腱炎の原因は、運動や過度な負担によることがほとんどです。特にランニングやジャンプなど、ふくらはぎやアキレス腱に強い負荷がかかる動作を繰り返すことが大きな要因となります。
また、偏平足やハイアーチなど、足の形の影響で腱に不均等な負担がかかる場合もあり、炎症が起こりやすくなります。さらに、年齢とともに腱の柔軟性が低下したり血流が悪くなることも、アキレス腱が傷みやすくなる原因のひとつです。
病院で行われる一般的な治療では、まず『安静』が基本です。患部に負担をかけず、必要に応じてアイシング(冷却)を行います。
加えて、痛みや炎症を抑えるために消炎鎮痛薬が処方されることもあります。物理療法では、ストレッチや温熱療法、電気治療などが行われ、アキレス腱や周囲の筋肉を柔軟に保つリハビリが進められます。運動療法としては、筋肉を伸ばしながら負荷をかける「エキセントリック運動」が取り入れられることもあります。
しかし、こうした治療を受けても、運動を再開した途端に痛みがぶり返したり、歩き始めの違和感が消えない方も少なくありません。
では、なぜ安静にして治療をしても、再び痛みが出てしまうのでしょうか?
もしかすると、あなたも同じような経験をされたことがあるのではないでしょうか。
アキレス腱炎の施術では、特に3つのポイントを大切にしています。
患部の炎症のケア
痛みの原因となる炎症をしっかりと抑え、早く回復できる状態を作ります。
足関節のバランス調整(アライメント)
偏平足やハイアーチなど、足の形やバランスのくずれが原因でアキレス腱に負担がかかることがあります。正しい位置に整えることで、再発しにくい状態にします。
軟部組織の癒着の改善
腱や筋肉の周囲の組織が固くなったり癒着したりすると、動きに制限が出て痛みが残りやすくなります。柔軟性を取り戻すことで、歩行や運動時の違和感を減らします。
この3つのポイントに着目することで、ただ痛みを抑えるだけでなく、再発しにくく、動きやすい足を取り戻すことを目指しています。
股関節・膝関節の可動域制限
下肢全体の骨格や関節の位置が正しくないと、足にかかる負担が偏ってしまいます。
特に、膝や股関節のバランス(アライメント)が崩れると、歩くたびに足全体に余計な負荷がかかり、アキレス腱炎を引き起こす一因になります。
当院では、下肢全体のアライメントを整える手技を用い、骨格や関節の動きを正しい位置に戻します。
これにより、足にかかる圧力が分散され、アキレス腱への過度な負担を軽減できます。
患部の炎症・軟部組織の癒着
炎症が続くと、アキレス腱やその周囲の軟部組織に影響が及び、『癒着(ゆちゃく)』を起こすことがあります。
この癒着や肥厚した組織を正常に戻さないままだと、アキレス腱炎が再発しやすくなります。
当院では、特殊な技術を用いて患部の炎症を抑え、癒着した組織を正常な状態に戻していきます。
これにより、痛みの改善と再発防止の両方を目指します。
当院の施術は、単に痛みを一時的に和らげるだけではなく、症状の根本原因にまでしっかりとアプローチします。
従来の治療では、痛みの出ている部分だけに焦点を当てることが多く、根本原因を見逃してしまうために、なかなか改善しなかった方も少なくありません。
しかし当院では、アキレス腱炎の原因となる
・患部の炎症や癒着
・足関節のアライメントの崩れ
・股関節・膝関節の可動域制限
この3つのポイントを一つひとつ丁寧に整えていきます。
その結果、今までどこに行っても改善しなかった方も、再び歩くことや運動を楽しめるようになります。諦める前に、ぜひ一度当院へお越しください。
検査
まず姿勢を見ていきます。
立っている姿勢から座っている姿勢も確認します。
普段の生活での痛みの原因を特定していきます。
骨盤矯正
姿勢の土台となる骨盤を矯正します。
アキレス腱炎でお悩みの方のほとんどが骨盤に歪みがあります。
これが取れなければ、いくら筋肉をほぐしても痛みが戻ってきてしまいます。
施術(手技)
手技で筋肉をほぐしていきます。
腰だけでなく殿部(お尻)の筋肉などの筋肉もほぐしていきます。
関係ないようなところでも姿勢に関わってくるので
しっかりアプローチしていきます。
ストレッチ
ストレッチで筋肉を伸ばし関節の可動域を広げます。
トレーニング
骨盤の歪み、姿勢の崩れは筋力の低下に伴うことが多いです。
矯正、施術で整えた姿勢をキープするためにもトレーニングは重要になります。